りんご病――聞いたことはあるかと思います。
ほっぺたが赤くなって…で、どうなるの?
子どものお友達が罹ってしまったので、りんご病について紹介します。
スポンサーリンク
りんご病って子どもが感染するとどうなる?
りんご病とは俗称で、正式には『伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)』と言います。
パルボウイルスB19というウイルスによる感染症です。
子どもが感染すると、頬が赤くなります。
蕁麻疹のようなぶつぶつになったりもします。
頬だけでなく、お尻や腕、足、おなかなどにもレース状の赤みが広がります。
頬がぶつぶつになっている場合は痒いようです。
実は、目に見える赤みが出る一週間ほど前に、
鼻水やせき、発熱、倦怠感などの症状が出ています。
軽い風邪かなーと感じる場合がほとんどです。
赤みは1週間~2週間程で消失します。
効果的な薬があるわけではないので、対処療法となります。
発疹が出ている間は、日光や入浴に注意が必要です。
太陽の光や、入浴による体温の上昇で、かゆみがひどくなることもあります。
入浴自体は問題ないのですが、体温の上昇で痒くなって、患部をぼりぼりかいてしまうと
とびひのような状態になってしまうので、そこに気を付けていきたいですね。
かいてしまう場合には、きちんと医師からかゆみ止めなどを処方してもらって対処します。
りんご病、大人が感染するとどうなる?
りんご病は乳幼児や小学生に多く感染がありますが、大人も発症しないわけではありません。
大人がりんご病に感染すると、関節炎を発症する例が多くあります。
スポンサーリンク
子どもが発症したときのようなほっぺたが赤くなる症状はあまり見られず、
腕や足にレース状の紅斑(赤いぶつぶつ)が見られます。
このため、りんご病とは診断がつきにくいかもしれません。
関節痛は、手首やひざなどが痛い、ひどくなると指の曲げ伸ばしでさえも痛くなる方もいます。
子どもがりんご病と診断された、また、子どもの通う幼稚園でりんご病が流行っている、
といった情報は、きちんと診察医に話してください。
大人も、子どもと同じで1週間~2週間で赤みは引く場合が多いです。
りんご病は出席停止?
りんご病=伝染性紅斑という感染症なので「出席停止の病気?」と疑問に思うと思います。
しかし、りんご病は出席停止の病気ではありません。
とはいえ、登園や登校に関しては、お子さんの状態を見ながらお医者さんと話して決めてくださいね。
実は、頬が赤くなったりと、りんご病の症状が目に見えて出ているときは、
パルボウイルスの感染力はかなり弱まっているのです。
感染力が一番強いのは、紅斑が出る前の風邪っぽい症状の時です。
とはいっても、パルボウイルス自体がそこまで感染力の強いウイルスではないので、
爆発的な集団感染、というのは起こりにくいのです。
感染経路はくしゃみや咳の飛沫感染と、ドアノブや手すりなどについたウイルスに触れる接触感染が主です。
なので、予防にはうがいや手洗いが基本となります。
まとめ
名前だけはかわいいりんご病。
筆者も幼稚園の頃に感染したことがあります。
病気の正しい知識を持って、冷静に対処していきたいですね。
スポンサーリンク
コメント