幼児のアデノイド・扁桃腺切除の必要性や術後や食事について

妊娠・出産・育児

幼児のイビキが気になり受診したらアデノイドや扁桃腺の肥大を指摘され、

切除手術を勧められた、という話をたまに耳にします。

幼い子供の手術ということで、不安になりますよね。

幼児のアデノイド・扁桃腺切除の手術や、

術後の様子、術後の食事について紹介します。


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幼児のアデノイド・扁桃腺の切除は必要?

結論から言いますと、医師が必要と判断したから手術を勧められたのだと思います。

不必要な手術はしませんし、それでも不安の残る説明しか受けられなかった場合は、

セカンドオピニオンという選択肢もあります。

しかし、今すぐ命にかかわる危険があるという場合を除き、

結局は、最終的に切るか切らないかは親の判断にゆだねられる部分も大きいようです。

アデノイドや扁桃腺(口蓋扁桃)は、生まれつきの肥大もあり、

肥大したアデノイドや扁桃腺によって

イビキをしたり、呑み込みが悪かったり、などの弊害があります。

大人の病気と思っている方も多い『睡眠時無呼吸症候群』も、

小児のアデノイド・扁桃腺肥大でみられる場合も多いのです。

生理的に最も肥大する4~6歳で切除術を行う場合が多いです。

アデノイドや扁桃腺を切除することにより、

イビキや無呼吸の症状はかなり改善することが期待できます。

祖父母から「扁桃腺はばい菌を止めてくれる器官だから…」と

反対されることもあるかと思います。

確かに扁桃腺は、ウイルスや細菌が入ってきたときに

戦ってくれる免疫器官の一部です。

医師は切除が必要な扁桃腺しか切除しないはずですし、

全ての扁桃腺を切除したとしても、

免疫器官としての扁桃の役割はおおよそ就学前までと言われています。

筆者には扁桃腺とアデノイドの切除手術を4歳のころに経験した親戚の子がいます。

この子は食事の飲み込みが悪く、イビキが大きかったです。

肥大した扁桃腺とアデノイドがのどを塞いでいたようです。

食事と睡眠時のこの子の苦しさを考えて、切除は親が望んでいたことでした。

ただ、手術について満足のいく説明が得られなかったため、


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別の病院を受診するセカンドオピニオンを行いました。

そこではしっかりとした説明も受けられたため、その病院での手術を決定しました。

幼児のアデノイド・扁桃腺切除の術後について

まず術前は風邪を引かせないようにします。

入院はおよそ1週間で、入院2日目が手術日の場合が多いです。

手術時間は1時間~1時間半くらいが目安ですが、

お子さんの状態によって多少の変動はあるでしょう。

手術は子どもの場合は全身麻酔で行われるのが普通です。

麻酔が切れた時、混乱して泣き叫んでしまうこともあります。

この時はなるべく早く落ち着くようにさせます。

泣き叫ぶとのどの手術跡からの出血が増えます。

術後は、痛み止めの薬が効いていて、痛がらないこともあるようです。

また、薬の効果が切れて痛がる時は看護師さんに言って投薬をします。

心配な出血ですが、個人差はかなりあります。

何度も血の混ざった痰を吐く場合や、術後一度吐いただけ、など。

心配になりますが、いちいち看護師さんや医師に確認して良いと思います。

うがいが出来る子は、うがいを頻回するようです。

大人の扁桃腺切除の場合と違う子どもの特徴は、

何といっても術後の回復が早いことです。

幼児のアデノイド・扁桃腺切除後の食事について

食事は、重湯やおかゆなどの軟らかいものからはじめます。

のどの痛みからか、飲み込めない子も多く、

無理に食べなくても、徐々に慣らしていきます。

プリンやゼリー、アイスクリームなどは食べやすいです。

のどを傷つける恐れのある堅いもの(揚げ物など)、

おもち・海苔等のどにはりつく恐れのあるもの、

辛いものや炭酸飲料など、刺激的なものはNGです。

詳しくは入院先の病院にしっかり確認してくださいね。

まとめ

今回紹介したものは、一般的な話です。

子どもの状態や施術する病院によって、もちろん違ってくる部分はあります。

大切なお子様の手術。

不明な点はあやふやにせず、きちんと説明を仰ぎ、

なるべく不安を少なくしてから手術に挑みましょうね。


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