毎年1月7日の朝には「七草粥」を食べるという風習があります。
子どものころは淡白な味が苦手で、
食べ切ることが出来なかった思い出があります。
今回は、ぜひ我が子にも食べさせたいと思い、
効果・効能、子どもにも効果があるのか、
また縁起の良い意味を紹介します。
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七草粥の効能・効果とは?
1月7日に食べる七草粥の七草(七種)とは「春の七草(七種)」
のことで、地域差はあるようですが一般的には
■セリ
■ナズナ
■スズナ(カブ)
■スズシロ(大根)
■ホトケノザ
■ゴギョウ
■ハコベラ
の7種類です。
正月の御馳走で疲れた胃腸にやさしいおかゆ、というのは
何となく分かりますが、具体的にどういった効果・効能があるのか
見ていきましょう。
■セリ
鉄分が多く含まれており、目の充血やめまいを予防してくれます。
熱を冷まし、痰を取り去るので、風邪の諸症状に効きます。
■ナズナ
解熱作用があり、利尿作用があります。むくみ解消が期待できます。
また、肝機能の回復効果があるとされ、二日酔い解消に効果があります。
■スズナ
癌予防に高い効用があると言われており、消化を助けるジアスターゼが豊富なので、
健胃効果、食欲増進効果があります。
また、リラクセーション効果、心の安定効果、そばかす予防効果があると言われています。
■スズシロ
癌予防に高い効用があると言われており、消化を助けるジアスターゼが豊富なので、
健胃効果、食欲増進効果があります。
また、せき止め、気管支炎予防、扁桃腺炎予防、ひび、あかぎれ予防に使用されます。
大根の汁を飲むと喉の渇きを止める効果があり、塗ると打撲や火傷の鎮静に効果があります。
■ホトケノザ
筋肉の痛みをやわらげ、高血圧にも効果があります。
胃腸の働きを整えてくれるので、健胃効果、食欲増進効果があります。
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また、解熱作用もあります。
■ゴギョウ
胃腸などの内臓を健康にし、咳を沈める働きがあります。
咳やのどの痛みを和らげる効果があり、せき止め、気管支炎予防、扁桃腺炎予防に期待できます
■ハコベラ
タンパク質が多めで、ミネラルも豊富です。
胃腸の疲れを取って、歯槽膿漏を予防し歯茎の出血を止める薬として、
古くから使われています。また、母乳の分泌を促すと言われています。
七草粥は子どもにも効果があるの?
七草粥が健康に良いのは、七草を合わせて食べることで
バランス良く栄養素を摂ることが出来るためです。
また、食べ物から得られる栄養素のほとんどは小腸で吸収されるため
腸を整えておかないと十分な代謝が行なわれません。
七草を消化しやすいお粥でいただくということは、
ビタミンやミネラルなどの栄養素を吸収するためにもとても重要なのです。
上記のように、実は「風邪」の諸症状に効果のある
薬草も含まれているため、
体調を崩しがちなこの季節にはもってこいの食べ物です。
美容にも大変効果の高い食べ物ですが、
子どもの免疫力アップにも効果の期待できる食べ物と言えます。
七草粥の縁起の良い意味
七草粥は、実は縁起担ぎの食べ物です。
■セリ:競り勝つ
■ナズナ:なでて汚れをはらう
■スズナ:神様を呼ぶ鈴
■スズシロ:汚れのない純白さ
■ホトケノザ:仏の安座 ※ホトケノザ=仏の座
■ゴギョウ:仏様の体
■ハコベラ:繁栄がはびこる
調理の際も縁起を担いで、昔は刻む回数まで決められていたそうです。
最近はパック詰めされたものがスーパーで買えますので、
便利ですよね^^
まとめ
みなさんは、七草粥を召し上がりますか?
私は美容と健康のために毎年いただきます。
そして、縁起担ぎの為に来年も頂くでしょう。
子どもにもぜひ食べて欲しいので、
味付けを調べて工夫して作ろうかと思います。
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