お菓子作りの中でも手軽に始められるアイシング。
アイシングクッキーは見た目にも可愛く、
ちょっとした贈り物にも最適です。
ハロウィンやクリスマスで作る方も多いのではないでしょうか。
そんなアイシングには欠かせないのが『着色料』。
最近話題の野菜パウダーや、着色料全般について紹介します。
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野菜パウダーの特徴や栄養は?
野菜パウダーとは、その名の通り野菜をパウダー状にしたものです。
野菜をパウダー状にすることで、
栄養はそのままに賞味期限などを延ばすことができ、
気軽に野菜を摂れるという手軽さから人気になりました。
キャラ弁にこだわるお母さんたち大注目のアイテムです。
特徴として、
・少しの量でたくさんの野菜を食べたぐらいの栄養素がとれる
・パンやお菓子などに使うとカラフルでキレイ
・生野菜は消費期限が短いものも多いのでパウダーだとそれを心配しなくてよい
といったものが挙げられます。
作り方は、原料となる野菜を収穫、洗浄後、スライサーでカットし、
乾燥させたあと粉砕しパウダーにします。
茹で野菜と同等の栄養価があり、パウダー状なので消化吸収も早いのです。
また、野菜の色が残っているから、料理の着色に使うこともできます。
野菜の色そのままな感じの色味です。
合成着色料の様なパキッとした発色はありませんが、
粒子が細かいので、粉の間にやさいパウダーが入っていきやすい為、
少量での発色、風味がでます。
合成着色料って危険?
合成着色料とは、化学的に合成された色素で、
着色の目的で食品、化粧品等に添加されるために作られたものです。
食用に用いる場合、食品衛生法で指定されたものしか
使用することはできません。
指定される原料については、十分な安全性評価がされており、
添加できる量も定められています。
着色料と聞いただけで「発がん性があるのでは?」という考えを
お持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本で販売されている合成着色料は日本の基準をクリアしたものです。
また、かなり微量で良い発色をするため、
個人で楽しむ程度のお菓子作りで使用する量はたかが知れています。
合成着色料の魅力は、何といってもその発色の良さにあります。
混合次第で絵の具のように無限に色を作り出すことができます。
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天然着色料って?
天然着色料は、天然色素からできています。
天然色素は、自然界にあるもので作られています。
色は淡く、よく言えば優しい色味です。
なので、濃く色を出したい場合、
色素を入れる量を増やさないと思ったように色が出ません。
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●カラメル色素:茶色
カラメル色素はコーラやプリンなどに使われている色素です。
砂糖や糖蜜、ブドウ糖といった糖類を熱処理して製造します。
●パプリカ色素:赤みの強いオレンジ
野菜のパプリカから抽出する色素です。
カロチノイドと表記されていることもあります。
漬物などによく使用されます。
●クチナシ色素:黄色、赤色、青色
クチナシというアカネ科の植物の果実から抽出した色素です。
「クチナシ黄色素」「クチナシ赤色素」「クチナシ青色素」の3色が製造されます。
リキュールや清涼飲料水などの色付けに使用されています。
●アナトー色素:赤色
ベニノキという熱帯アメリカ原産の木の種子から抽出する色素です。
ハムやソーセージなどの食品や、口紅などにも使用されています
●アントシアニン色素:紫色
アントシアニンはブルーベリーやナス、紫キャベツなどに
含まれている青紫色の色素です。
紫キャベツから抽出されたものは「アカキャベツ色素」や
「ムラサキキャベツ色素」とも呼ばれています。
●紅花色素:赤色
ベニバナというキク科の花を何度も水に漬けて抽出する色素です。
飲料やお菓子、特に飴の色付けによく使用されています。
●紅麹色素:濃いピンク色
紅麹カビの菌体から抽出する色素です。
かまぼこなどの練り物の赤色の部分に使われていたりします。
●コチニール色素:ピンク色
サボテンに寄生するコチニールカイガラムシという虫から抽出される色素です。
抽出する際に使う溶液で色が変わります。
清涼飲料水やアイスクリームなどに使用されています。
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天然素材由来なので、虫からも抽出されるのですね(^^;
さいごに
『着色料』として、3種類を紹介しました。
どれが良くてどれが悪い、というわけではありません。
一長一短といったところでしょうか。
作りたい色味と照らし合わせ、
上手く使い分けるようにすると良いかもしれませんね。
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